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私的After/Withコロナについて
フリーランスIT系エンジニアから見た今回の騒動についてお話します。
ECの専門家じゃないけどECの話がよく来てます。
結局今回の騒動(あえて騒動と言います)は、色々と言われてるんですが前向きに捉えると、動く人間が動きやすくなるっていうことだと思います。
まぁ不況にはなると思うんですが、これまでのとは少し違うような気がします。単に悲観だったり大変だとアワアワするもんでもないかと。
現象は同心円ではなく歪な形で広がっていくと予想します。
まず既存の価値が目減りしていくのは間違いないと思います。土地とかそういうもの。
ただし、キャッシュリッチなところは目減りした分広げて行きやすいでしょう。
参考:
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72884
また、資金を国や自治体が結構出してきてるみたいだからやる気ある人間は地味にスタートしやすくなっているようです。
つまり座ってるままだと死にますが立ち上がればやること沢山ありそうだよね、って具合です。
騒動は人の距離感を壊していったので、この辺りの機微やらがわかる人はワクワクしていると思います。
対面のリスクやコストを全員が気づいてしまったことで、今までのやり取りなんかのコミュニケーションが抽象化されているわけです。物事の境目が無くなっていくような。
それを体験してしまった。
別に感染するとかそういうのはどうでも良くて、体験、知ってしまったというのが本質で、一言で言うと
「会わんでええやん」
ということなわけです。そして知った上で
「便利やん」
ということになるわけです。これはでかい。
新しい生活様式とか胡散臭いものは置いておくとして、色んな物事が抽象化、再構築されていくというのはとても興味深いものだったりするんですよ。
例えばあるエッセイの中の編集者さんの言葉で
「恋愛しなきゃいけない時期に携帯電話がなくて良かった」
というものがあって、「恋愛しなきゃいけない時期」ってのも面白いんですが、つまり恋愛だけでなくコミュニケーションに携帯電話(今はスマホ)が必須で、それが加わることで以前の世代とは質が大きく変わっていることが示唆されてるわけです。携帯出現前後の「会う価値」はそれぞれ別モノだと。
会う、コミュニケーションをとる、それが抽象化されてLINEで既読がつくとか、そういう別な要素に置き換わっていくパラダイムシフトが起きてきたわけです。
だから僕より上の世代だと西野カナの歌詞に「会えよ」と簡単に突っ込んでしまうわけですね。同じモノなのに価値がある時から本質的に変わってくる。変わってるのはモノではなく我々なんですが。
ECの話はどこへ行ったんでしょう。
会うという言ってみたらパーソナル/インフォーマルなコミュニケーションだけでなく、金を払うというフォーマルなコミュニケーションが騒動前後でかなり変化していくだろう、と。ハードルが下がるという意味ではないです。むしろ難しいかもしれません。
例えばマスクが人気ならマスク屋は多寡はあるでしょうけど同じように儲かってきた。需要に応える形でその業種全体が同じように動いた。それがECだと言って、今まで店頭に並べていたものをネット上のHTMLに置き換えるだけのショーケースのメタファーだと多分失敗するでしょう。体験って大事ですから。
価格コムみたいにすべてのサービスを比較されると価格とか数値で出せるものが勝負になってくるので、そうじゃなく、それを得ることでどうなるのかを想像させたりするようなものが大事ですよね。
ECは半自動的でシステムが受発注をしてくれるから、在庫だけ管理しておけばOKと簡単に考えていると痛い目にあうんじゃないかと。
そういう意味でも動くって人が強いんじゃないかと思うわけです。
動ける人はお金は結構回りやすいので、集められるだけ集めて、勝負かけるってのも有りかと思いますよ。上のような形で。
是非その際はお声掛け下さい。ちゃんちゃん。
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