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初めてのボードゲーム会を開催しました!

243coworkingとして初めてのボードゲーム会を開催しました。 その模様を簡単にお届けします。

243coworkingとして初めてのボードゲーム会を開催しました。
参加者は自分を入れて6名程。
一週間ぐらい前からの募集で急だったんですが、こじんまりとしたスペースとしては丁度よい顔がよく見える感じでスタートできました。
今回の発起人の方が、「フードチェーンマグネイト」というゲームをおすすめしてくれたので、それを皆でやることに。
フードチェーンマグネイト日本語版パッケージ
内容はレストランチェーンをプレイヤーが運営していくというもので、それぞれ役割を持った社員を雇い、3種類の飲料、2種類の食べ物を作り、売上を上げていくという、現実に即した内容です。
社員カードの様子
どうやって販売するかというと、まず道路と家、ドリンクの仕入れ場所が印刷されたカードを組み合わせて街を作ります。次に任意の場所にレストランを配置します。道路と家の配置との位置関係は特に重要です。その家の近くに看板などの広告物を作り、需要を喚起します。
そうすることで家の住人に需要が発生し、自分のレストランへ来てもらうという流れになっています。
社員は、プレイヤーの分身であるCEOが3人まで出社させることができます。幹部候補生という社員は2〜10人まで出社させることができます。幅があるのは、ランクアップという概念があるからで、トレーナーという社員を使うことで各社員の能力が格段に上がっていきます。
ただ、それには給与が伴っていて、お金が無いとせっかくランクアップさせた社員を手放す(クビ)ことになってしまいます。
CEOは毎ターン社員を雇い入れることができるのですが、リクルーターという社員を場に出すことで、追加で雇い入れることも可能です。
上で説明した広告物を設置できる社員というのも重要です。この広告担当の社員が売上を決めていきます。
そんなシビアな労務管理もありつつ、レストランチェーンなので、ドリンクを仕入れる社員や食べ物を作る社員も雇い入れます。
いろいろな役割を組み合わせて順番に準備をしていきます。現実と同じですね。
需要が発生し、売上を上げるのですが、家に近い場所にレストランをおくことで、自分の売上にしていきます。ライバル店舗が同じ商品を生産していた場合は、より近い場所が有利になります。
同じ距離だった場合は、より安い価格で買いたいと思うのが人情なので、値引き係という社員も用意されています。中々考えられているルールです。
それでも同じ場合はウエイトレスという社員が多いプレイヤーが有利になります。どういう理屈なんでしょうか。さっぱりわかりません。
また、このウエイトレスという社員は出社させておくだけで毎ターン一人につき3$もらえるというよくわからないルールが存在しています。何を売っているんでしょうか。さっぱりわかりません。
あとそれ以外に重要なルールとして、最初に何かを達成したプレイヤーにご褒美的な後付ルールがあります。かなり有利にプレイできるようになるのでそれを見越してやるのも重要だったりします。
例えば冷蔵庫というもの。各商品は社員を使って生産していくんですが、毎ターン売れ残ってしまった場合は廃棄します。サステナブルな時代に反したルールですが、冷蔵庫を持っていると、商品を廃棄せず10個までストックすることができます。最初に廃棄した人がもらえます。同ターンであれば全員もらえます。
そんなルールを踏まえて、プレイスタートとなります。
プレイ風景。
経験者の方は、リクルーターだったり広告担当者といった社員を雇ったりします。戦略的に組み立てていきます。売らないとお金ができないので、まず需要を発生させたり、商品を用意したりといった社員数が必要になってくるので、まずは雇い入れるリクルーターだということです。
兎にも角にも現金だ!という人はウエイトレスを雇い入れます。ウエイトレスを雇うと毎ターン3$もらえます。意味がわかりません。しかも最初にウエイトレスを雇うと3$が5$になります。いよいよわかりません。
ウエイトレスを出社させることで手持ち資産が何もしなくても増えていくというスキームですが、公序良俗的に問題がありそうなやり方ですね。
自分が採った戦略はとにかく給与を払わないというもの。
最初に雇った社員は使いっぱしりという任意の飲料を一つ仕入れることができるというもの。それを使って次ターンに飲料を何でもいいので仕入れます。しかし需要も無いので廃棄されます。勿体ないですね。しかし、そうすることで上で説明した冷蔵庫がもらえます。最短で冷蔵庫を手に入れることで他プレイヤーが冷蔵庫を手に入れる前に独占することができました。皆が泣く泣く廃棄していく中で自分はゆるりとストックしていきます。なんだろうこの全能感は。
さらに飲料を最初に仕入れたご褒美として仕入れた飲料が2個になるというものがあります。これが基本的な戦略です。ランクの低い社員をご褒美によって能力を高め、冷蔵庫にストックすることで幅広く需要に対応できる飲料メーカーを作ることができました。
レストランチェーンのはずなんですが、自分は飲料に傾斜する戦略です。
この辺りで、冷蔵庫の独占と給与を払わないで運営していくというスタンスがバレてしまい、ブラック企業のレッテルを貼られてしまいました。いいじゃないですか、払いたくないんだもの。
自分は初心者なのでこの辺りまでの戦略しか頭になかったのですが、他に地道にスタッフを訓練し、バランスよく販売を仕掛ける手法もありました。最初は自分がよく売っていけそうだったのですが、バランス型だと、社員をランクアップすることでより多くの飲料を仕入れることができたりして、自分のアドバンテージが相対的に薄くなってしまいました。冷蔵庫分ぐらいは一度に生産してしまえるぐらい強くなります。
やはり給与を払って鍛えられた社員がいるというのは強いです。無給の社員は馬力が足りませんでした。
広告担当者を鍛え、ラジオを使って広範囲に需要を作るという戦略もありました。しかもその販売商品がハンバーガーという事もあってM字のファストフード店を否が応でも想像してしまいます。
しかもその戦略を採った方は赤いTシャツを着てました。あの店の店員にしか見えません。
のどかな街だったのに、ハンバーガーしか食べることの許されないディストピアになってしまいそうになりいよいよハンバーガー帝国が出来上がりそうでした。
ただそのハンバーガー販売網が構築されたぐらいで銀行の資金が底をついて、一旦ゲームが止め、時間もそこそこになったのでその時点の売上で勝敗を決めることに。バランスよくできています。
結果バランス型には負けましたが、自分は2位で逃げ切ることができました。無給のブラック企業でもなんとかここまでできました。時間にもう少し余裕があって銀行のお金を追加で発生させるルールをしていたら、自分は負けてただろうなと思います。
現実の飲食店を運営する要素をうまく抽出してゲームとして成り立たせてるのでとても楽しかったです。なんとなくやり方を憶えたので次はもっとうまく無給で戦っていけたらと思います。
また今回のイベントが面白かったのもあって、ボードゲーム会を定期的に開催していこうと思っています。次回は是非皆さんお気軽にご参加くださいませ。

イベントレポート

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